SORA BLOG

1997年 神奈川県生まれ。幼少期から中学時代にかけ、毎週末フェラーリをはじめ高級車を扱うショールームの扉を叩いて回るなどクルマを追いかけ回す日々を送る。高校時代、友人と仏を旅したのを機に関心の目が世界へと広がる。大学入学後、20カ国以上を放浪。1年間スウェーデン・ストックホルムに滞在。/大のビートルズ好き

ひとり旅

強大な権力に抗う香港 ②香港全土に広がる抗議の波。 壁一面のポストイットに込められた市民の怒りと祈り

Contents 1. 広がる市民の怒り 2. 香港「レノンウォール」マップ 3. 香港の学生が語るデモや香港の将来 「夢を見た」=「デモに行った」 4. デモが私たちに問いかけること 1.広がる市民の怒り。 7月28日の大規模デモを追った翌朝、私は中心街、尖沙咀(Tsim S…

強大な権力に抗う香港 ①デモ参加者を追う中で見えてきた市民の強い決意と将来に対する危機感

7月28日、成田空港第三ターミナルの出発ロビーに設置されたテレビを囲む人々は、神妙な面持ちでニュースを見つめていた。テレビのニュース番組ではCNNのリポーターが香港、元朗(Yuen Long)でのデモ隊と警察隊の衝突を生中継で刻々と伝えていた。 4月28日 13…

中国夜行列車のんびり旅 上海→深セン移動(軟臥)

2019年、新年が明けて早々バックパックを担ぎひとり中国へと飛んだ。お年玉の貰えない正月休みは、家にいて餅を食べているより旅にでも行って時間を使った方がいいと思って計画した旅だった。(もう22歳なのだから貰えないのは、当然か。) しかし、やはり正月…

伸び続ける壁と街 パレスチナ自治区ベツレヘムで見た分断

12月末、クリスマス飾りに包まれた街には、お祝いムードが漂っていた。エルサレムからバスに揺られて約30分。イエス・キリスト生誕の地として知られるここベツレヘムには、毎年多くの巡礼者が訪れる。特にクリスマス前後は、その人混みは勢いを増す。キリス…

イランで見つけた、心温まる「おもてなし」。ひとり旅をしていた僕が全く孤独を感じなかった国。(テヘラン・イスファハン・シラーズ)

どうも、イランに行って以来すっかり、中東の魅力にはまってしまったそらです。 今年の4月末から5月の前半にかけ、約10日間イランにバックパックしてきました。 僕が帰ってきてからトランプがイランとの核合意を破棄し、改めて制裁を課し、イラン通貨リアル…

脅かされる日常 パレスチナ自治区ヘブロンで起きている終わりの見えない対立と未来への小さな希望。

(かつて賑わいを見せていたという商店街。立ち並ぶ商店の扉は今は閉められており、閑散としている。付近を歩く多くは、街を警備するイスラル兵。そこにパレスチナ人の姿はほとんどない。) 昨年の年末、イスラエル・パレスチナ自治区を旅する中で、ヨルダン川…