腹下してもやっぱり好きだベトナム。ダナン、フエ、ホイアンを訪れて。
空港を出ると、聞こえてくる町中に鳴り響くクラクション、途絶えることのないバイクの群れと街中に漂う独特の香り。自由奔放に路地を歩き回る犬の姿がどこか、可愛い。犬と子供は世界どこ行っても可愛いいし、癒される。
初日には、独特の匂いに思わず、鼻を手で覆ってしまっていたヌック・トゥーン(大豆から作られる醤油。道端にある安い食堂からレストランまで、どこにでも置いてある。)の香りも、毎回、帰る頃には好きになってしまう。ヌック・トゥーンを炒飯にかけたら、箸が止まらない。一ヶ月一年毎日食べてもいい。
着いて早々、大粒の雨雨雨。天気予報は、連日降水確率90%の雨予報。雨季とは知らずベトナムに来た、相変わらずの自分のアホさには呆れる。飽きるほど自然のシャワーを浴びながら、フエ、ダナン、ホイアンを、道端で買った60円の雨カッパをかぶりながら、気合いで歩き回った。
アルバイトの時給が、15,000ドン(日本円で約75円)、平均月収が約3万円ほどのこの国で、輸入車を乗り回すのはたやすい事ではないだろう。しかも、輸入車には200%の関税が課される。急速に経済発展をしているとはいえ、生活水準の差は、日本と比べるとまだ大きい。ベトナムでの大学進学率は、約25%ほど。日本で当たり前のように大学に入り、努力次第で未来を広げることのできる環境にいるのにも関わらず、どこか怠けた生活を送っている自分がどこか恥ずかしくなる。多くのベトナム人が、より良い生活を求め、日本や韓国などの国に出稼ぎに来たいと思うのは理解できる。
今、ちょうど国会では外国人労働者の門戸を広げる法案が審議されている。現行の技能実習制度の下では、多くの技能実習生が低賃金や劣悪な労働環境に耐えきれず失踪している現状がある。そうした現状や審議中の法案の中身を見ているとどこか、日本は外国人労働者を「ひと」ではなく、都合の良い「もの」のように扱っているような気がする。もし、今後の少子高齢化社会を担う仲間として、受けいれる事を考えるのであれば、共生や定住に向けた支援体制を十分に整備し、日本人と同等の労働者の権利を確約し、社会全体で受け入れ体制を整えた上で、外国人労働者受け入れ拡大をするべきだと思う。景気が悪くなったら、使い捨てするような都合のいい扱い方はどうかと思う。(リーマンショックの時、失業した日系外国人を一定期間 再入国を認めない形で帰国させたりしてたこともあった。)
(ホイアンのナイトマーケットで串焼きにされて売られていたカエル。想像していたより美味しかった )
市場で、おばちゃんと電卓を片手に、値切り合戦するの、何度やっても楽しいし、又やりに行きたい。ドンも両替しすぎて余ったし、また市場のおばちゃんに会いに、ベトナム人の愛らしい笑顔見に又、行こう。(今回銀行(Vietcombank(VCB))で両替したんだけど、手数料3%ぐらいでまじレートよかった。空港で両替、絶対しないほうがいい。日本の空港は特に。)
就活が本格化する前に、あと一回旅行きたい。やっぱ旅好きだ。ベトナム好きだ。